風のすみか農場 -活動日記-

神奈川県相模原市緑区にある「風のすみか農場」活動日記です!

種をまく人

秋も深まり、山々の木々も色づいてきました。いよいよ冬が近づき、種まきや苗の植え付けもほぼ終了した今が、風のすみか農場のメインの作物でもある小麦の種まきの時期です!と言っても、栽培に失敗したり、せっかく出来たと思ったら、長雨で乾燥に失敗してカビてしまったりと、失敗続きなのがここ数年の実状。数々の失敗の経験を踏まえ、栽培方法の改善に加え、乾燥、製粉までの工程もしっかり計画に入れたので、来年こそは成功するに違いありません。

除草に耕耘に施肥にと、小麦の種をまくまでには随分と手間暇がかかりましたが、重力と人力だけを動力源とするハイパーエコロジカルマシーン、世紀の大発明「ごんべえ」の手を借りて、種まき自体はあっという間です。

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小麦の種まき

 まいた小麦は「ユメシホウ」という品種で、パンの原料。主に、農場の運営団体「NPO法人文化学習協同ネットワーク」の運営するパン屋「コミュニティベーカリー 風のすみか」のパンに使われます。近年の日本の小麦の自給率は10%あまり。国産なら安全、外国産なら危険というわけではありませんが、輸入小麦には、収穫前に除草剤をまかれ、危険性が懸念されるグリホサートが残留している等の問題があるものが多いという指摘もあります。出来るだけ安心して食べてもらえるパンを作るため、頑張って育て、頑張って乾かします!