風のすみか農場 -活動日記-

神奈川県相模原市緑区にある「風のすみか農場」活動日記です!

春分とジャガイモ

春分の日の翌日3/21、ジャガイモを植えました。


春分」とは「二十四節気」のひとつです。二十四節気とは古代中国で作られたとされる暦で、明治以前の日本では伝統的にこの暦が使われてきました。1年を24等分(春夏秋冬を各6等分)に分け、春分立春(節分の頃)から数え、春の中間にあたります。

ちょうど昼と夜の長さがほぼ同じになる日で、ここから先は昼がだんだんと長くなっていきます。たとえばこの地域では春分の頃にジャガイモを植えるのがよいと言われていますが、畑と密接な暮らしには、とてもよくフィットする暦で、穀雨芒種など、時期の呼び名も農作業と密接な関係を持っています。

ただ、近年は昔と気候が随分変わってきていて、昔の暦通りでは必ずしもうまくいかないことも増えてきているのが実情です。

ジャガイモには色んな植え方がありますが、風のすみか農場では溝を掘ってそこにイモを並べ、土を被せていきます。


少々暦とずれても、気象が不安定でもよく育ってくれますが、ここ最近は梅雨前に長雨が続いて病気が出てしまったりすることも。今年のジャガイモは果たしてどうなることでしょう?

苗の準備中


冬の畑には野菜が少なくて寂しいですが、冬の終わりから少しずつ、春に向けての準備を始めています。
ビニールハウスの中では、セルトレイにまいたレタスの種が発芽して生育中。
今年はまだまだ気温が低いので、畑に植えるのはもう少し先になります。

レタスの苗

そして、エンドウの苗を畑に植え、種も直接畑にまいてみました。エンドウ豆は秋の終わりに蒔いて冬越しさせることも出来ますが、今年は冬が終わってからの種まき。



収穫できる時間は少し短くなるかもしれませんが、これから暖かくなっていくとぐんぐん成長してくれるでしょう。

これからだんだん、色んな野菜で畑がにぎやかになっていきます。

冬越し作物生育中

暖冬だった今年の冬ですが、意外と春が来るのは遅く、まだまだ寒い日が続きます。
でも、冬越しする作物たちは立春を過ぎた頃から成長スピードをだんだん早めてきました。
ニンニクもこのところ、どんどん大きくなってきました。去年はS~Mサイズのものが多かったのですが、今年はLサイズまで育ちそうなものもたくさん。

大きく育ちつつあるニンニク


冬の間、何度か麦踏みをした小麦たちも、どんどん大きくなってきました。はだしのゲンのゲンさんがお父さんに、踏まれても踏まれても強くまっすぐ育つよう「お前は麦になるんじゃ」と言われたことで有名な麦踏み。麦を踏むのは霜で根が浮き上がらないためと、分けつ(根元の方から新しい茎が出てくること)を促すためです。

踏まれて強く育った麦

これからいよいよ忙しい季節の到来です。

新しいやさいばたけ

1月に入って収穫できる野菜もわずかとなり、畑仕事も一段落。サン・エールマルシェもお休みしていました。冬の間はブルーベリーの剪定をしたり、麦を踏んだりと色々やることはあるのですが、基本は農閑期。

冬の風物詩「麦踏み」

しかし、立春もとうに過ぎ、梅も咲き、春がきました。暖かくなってきて、そろそろ畑が動き始めています。

今年は昨年まで一面小麦畑にしていたところで、野菜を育てることになりました。私たちがやっている中では一番広大な畑で、ひと畝が80mくらいあります。長いし、イネ科雑草がはびこっているしで、畝を立てるのも一苦労。

なんとか畝を立て終わったところに、エンドウの苗を植えていきました。

2月末から3月頭にかけて、大根、ニンジン、レタス、その他古くてダメ元の種色々など直まきもしてみたのですが、ここに来て冬に逆戻り。

先週から何度か雪が積もってます。この低温ではおそらくまいた種は発芽しないと思うのですが、もしタイミング悪く、ちょうど発芽した頃に寒さが来てたら、その芽はもうこの世にいないかも・・・。無事を信じて発芽を待ちましょう。

明日は今年最後のサン・エール前マルシェ

12月に入って、また秋に逆戻りしたような暖かさが続きましたが、今日はちょっと冬らしい日です。
そして、また明日は20度超えだとか。
今季はそんな異常な気候のおかげで野菜もいまいちの出来で、白菜は虫食いだらけ!

めくってもめくっても虫だらけで、普通の白菜がミニ白菜になってしまいました。

そんな感じですが、明日は今年、そして今年度最後のサン・エールさがみはら前マルシェ。

 

明日は色々ワケあり品だらけ。だけど、ワケありだからいけないわけじゃありません。男女問わずワケありの人の方がモテたりするものです。傷のあるリンゴや、小さくなった虫食い白菜など、お得な価格で販売しているので、是非お越し下さい。

相模原市緑区の橋本で、10時~14時頃まで開催予定です。

11/25(土)サン・エールさがみはら前マルシェ

いきなり寒くなった11月。風のすみか農場では小麦をまく季節です。

蒔いたはいいけど、隣の木がでかく育ちすぎて日が当たらないとか、畑が拠点から遠いとか、色んな課題が出てきて、今年は仕切り直しで例年と違う畑で麦まき。耕耘した畝に、新兵器の筋衛門(角材で作った一度に線を引く道具)を使って、種をまく溝を掘っていきます。今年は若者が大勢麦まきに参加してくれたので、あっという間にまき終わりました。

これから半年以上に渡って、小麦がこの畑で育ってくれます。


そして、明日11/25(土)は、恒例のサン・エールさがみはら前マルシェ。
今朝はカブや大根、白菜などの秋冬野菜を収穫!更に、ユズの木が装備した棘を潜り抜け、ユズもたくさん採ってきました。時間は10時~14時頃です。

 

秋深まる

 秋になってもいつまでも暑い日が続いていましたが、さすがに10月になるとようやく涼しくなりました。

  朝夕は寒いくらいですが、日中はまだまだ暑い日もあり、未だに蚊も襲ってきます。そんなおかしな気候のおかげで、虫もいつまでも活発で、秋冬野菜も大分虫にやられてしまいましたが、現在は生き残った猛者たちが畑で成長を続けています。

 

 今週末はサン・エールさがみはら前マルシェ。虫にも負けずになんとか生育してくれたカブや小松菜、そして、この季節の一番の人気商品リンゴなどを販売します。
 10時~14時頃までです。

 リンゴと言えば青森や長野を思い浮かべる人が多いと思いますが、相模原市でも清算しているんです。いつも協力して下さっている農家さんで収穫体験させてもらいました。

 

 秋が深まるとだんだん畑仕事も減ってきます。これからはイモなどの収穫作業。そして来月には今年も小麦の種まき。その準備で軽トラに堆肥を積み、若者たちが足で堆肥を蹴って畑にバラまいていきました。この前小麦を収穫したばかりのような気がしますが、あっという間に麦まきの時期とは、時の流れは早いですね。