風のすみか農場 -活動日記-

神奈川県相模原市緑区にある「風のすみか農場」活動日記です!

 毎日毎日、よく降りますね。一体いつになったら梅雨は明けるのでしょう?

 ここの所、毎年のように豪雨や長雨、逆に猛烈な酷暑など異常気象が続き、もはや異常が正常という状態ですね。

 雨ばかりだと野菜も病気になったり、根腐れして枯れたり、味が落ちたりしてしまいます。日本の農業もピンチですが、今、世界的にはバッタの大発生による農業被害も深刻で、アフリカから中東、アジアまで被害は広がっています。
 今回のサバクトビバッタというバッタの大発生も、きっかけは異常気象だったと言われています。普段はバッタが食べる草は短い雨季の間にしか生えませんが、大雨が続いたりすると草がどんどん生えてくるので、バッタは数を増やします。サバクトビバッタは普段は単独で暮らしていますが、密度が高まると群れを作り、今まで食わなかったような植物も食うようになり、更に性格も凶暴になり、羽も長くなって長距離を飛べるようになるそうです。そこにある植物を食い尽くすと、集団で飛行して次の場所の植物を食べ尽くします。人間にたとえると、一人一人は気の弱いお兄ちゃんかもしれませんが、集団になると気が大きくなり、あちこち暴れまわりながら移動する暴走族みたいなものでしょうか。最近は少子化で若者が少なくなったためか、暴走族も滅多に見かけなくなり、いても群れのサイズが小さくなりましたが…。
 サバクトビバッタに加え、中国ではイナゴも大発生して穀倉地帯を襲っているそうです。そんなわけで現在、世界的な食糧危機が懸念されています。大量の食料を輸入している日本ももちろん、他人ごとではありませんね。

異常気象の頻発は二酸化炭素による温暖化のせいなんでしょうか?そうかもしれないし、そうじゃないかもしれません。二酸化炭素を主因とする温暖化説は現在有力な仮説ではありますが、元々地球の気候は周期的に変動しており、寒冷化説や地球は氷河期に向かっているという説もあります。

また、過去の文献からは、昔から人間は異常気象に悩まされてきたんだなということが、よく分かります。

prozorec.hatenablog.com

 いずれにせよ、いくら科学技術が進んでも、自然の猛威の前には人間はちっぽけで無力な存在。気候も不安定化し、何が起きるか分からない時代なので、危機に備えて家庭菜園や市民菜園から始めてみるのもよいかもしれません。

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雨の中に咲くヒマワリ

 悪天候でも育つ作物はあります。風のすみか農場でも、トマトがダメになったり、ズッキーニやキュウリがあまり実らなかったりしていますが、湿り気を好むサトイモなどにはあまり影響ありません。写真はこんな長雨の中でもけなげに花を咲かせてくれたヒマワリ。本来はもう夏真っ盛り、ヒマワリの時期なんですね。